著者:木暮太一
最近、経済の本を少し読んでるのだが、はっきり言って基本が分かってない。というか、基本を知らない。習ったこともない。ということで、本読んでても内容だいたい分かるけど、分からない言葉が結構あるし、マクロ経済ではと言われても実際のところピンときてないことも多い。
とりあえず、経済学の入門書を読んでみようかなと思い、手に取った2冊が、『落ちこぼれでも分かるマクロ経済学の本』と『落ちこぼれでも分かるミクロ経済学の本』、初心者の僕には似合いの題名である。
とりあえず、マクロ経済の方を読んだのだが・・・、ザッと3回ほど読んだのだが・・・、落ちこぼれのさらに上を言っているらしく、未だスッキリしないままだ・・・。
聞くところによると、ミクロ経済学の方がイメージしやすいらしいので、いったんそっちに行こうかと思うが、とりあえず、今のところのマクロ経済学に対する理解、いやいや印象くらいかな、をまとめておこうと思う。
従って、この記事は嘘が多い。何を言っているのか分からない。という読むと時間を無駄にする有害なものであろうと思われる。
さて、中身だが、マクロ経済学の目指すモノは経済を大まかに捉えることだ。大まかに捉えて何がしたいのかというと政策を決めるためだと思う。政策とは、財政政策と金融政策の2つ。恐らく政府と日銀の政策決定の一つの指針になっていると思う。
どういう捉え方をしているかというと
経済に関する事柄に対し、その意味から事柄同士の関係を数式化し、複数の数式を組み合わせ、グラフ化し、何をどう変えたら、何がどう変わるのかというのを論理的に示し、捉えようとしている。
ただ、超入門書だからか、大ざっぱすぎて、とても緻密な計算をしているとは思えない。こんなので政策が決められているとはとても思えなかった。
っと、上から目線で言っているがそういう感想を抱いたのは事実だが、実は全体像が理解できている訳ではない。
・国民所得はどうやって決まっているのか?
・投資需要はどうやって決まっているのか?
・貨幣の供給はどういう意味を持つのか?
・雇用はどのように決まるのか?
・国際的な経済を考えるにはどうしたらよいか?
など個別的な部分を読んでいくと、うんうんなるほど、うんうんなるほどと読めるのだが、全体を通すと何と何がどういう関係でというつながりが非常に希薄である。
重要なところはISーLM分析なのだろうが、時間が立つとすぐにわすれそうな感じだ。
これは経済学の練習問題でも解けば少しは身についてくるものなのだろうか?
もう一つ、フラストレーションが溜まったのが、「古典派経済学はこういっています。」「ケインズはこう言っています。」というそれぞれの立場を説明するだけで、どちらが正しいかを結論づけようとはしていない点。少なくともこの本は。
古典派経済学が主張する「経済水準の大きさを決めるのは需要じゃなくて、供給である」という「セイの法則」とケインズ経済学の「どれくらい需要があるかによって、どれくらい供給されるかが決まり、経済水準の大きさが決まる」では、ケインズ経済学の方がしっくりくるねとのコメントはしているが、いかにも正しいことのように書いてある三面等価の原則(生産、支出、分配は同じになる)って、この古典派のセイの法則とケインズの有効需要原理の二つが成り立たないと成立しないのではないかと思ってしまう。
マクロ経済学がまだ未完成なのか、僕の理解が間違っているのか、よく分からないが、スッキリしない。
そんで、考えたのが「政策を出発点にしよう」というもの
恐らくマクロ経済学の目的が財政政策と金融政策の2つを決めるためのものとするならば、その政策にどんなものがあるのかというところを切り口にすれば、もう少し理解が深まるのではと思い。そんなまとめ方もしてみた。
財政政策
@お金を使う
A税金を徴収する
B国債を発行する
金融政策
@公定歩合操作
A公開市場操作
B法定準備率操作
ざっと読んだ感じではこんなところだ。
ISーLM分析からはこれらがどのように関係していてどういう効果がでるかが分かるらしい。どうやったら国民所得を安定的に増加させれるかが分かる。
IS曲線
国全体として見て、商品の需要と供給が一致する国民所得と利子率の組み合わせを表す曲線
LM曲線とは
国全体で見て、貨幣の需要と供給のバランスがうまくとれる国民所得と利子率の組み合わせを表す曲線
IS曲線とLM曲線の交点
「商品」と「貨幣」の需給バランスがとれている点、ここで均衡国民所得が決定
政府と日銀の財政政策と金融政策でこの交点を動かし望ましい点にする
財政政策を実施(政府がお金を使う)と国民所得が増えます。しかし一方で利子率が上がってしまう副作用も引き起こす。しかし同時に金融政策によって貨幣供給を増やせば利子率は上がらず副作用を起こさず、国民所得のみを増やすことができる。
なんかマジックみたいだなあ、結局やっぱりよく分かってない。
いったん、他のマクロ経済学の本も読んでみるか。
にほんブログ村
ランキングサイトに参加しています!!
クリックして頂けるとありがたいです!!