著者:甲斐莊 正晃
MBA関連の本です。
今流行の『小説型ビジネス本』です。
『もしドラ』みたいな感じです。
どうやら、シリーズ第3弾らしいですが、
第1弾と第2弾はまだ読んでいません。
ただ、これから読んでも違和感はないように作られて
います。MBAに関する知識が小説を読みながら得ら
れます。得られる内容は恐らく薄いでしょうが、分かり
やすいです。
学べること
・ゲーム理論
・SWOT分析
・サプライチェーンマネジメント
・AIDMA
などです。
女子高生社長だから取材を受けることが多いようです。
その取材で、『御社のコアコンピタンスは?』という
質問の意味が分からないことから、勉強を始めて、
MBAスクールに入学します。当然高校生ですから
聴講生としてですが・・・。
そこで『ゲーム理論』などを学び始め、
学園祭や会社でも勉強したことを活かしていきます。
身近な話題やわかりやすい内容なので、ゲーム理論
なども理解しやすいです。
最大の山場は、最後のリコール問題です。
主人公ちえのために、MBAスクールのクラスメートを
はじめ様々な人が手をかしてくれるところは感動します。
リコール問題を解決するために、MBAスクールの
クラスメートが3班に分かれます。
@不良原因追求
A企業イメージ回復
B事件を会社の成長につなげる
なるほどと思ったのは、Aの企業イメージ回復
逆AIDMA作戦です。
AIDMAとは、消費者の心理プロセスに関する法則で
Attention(注意)
Interest(興味)
Desire(欲求)
Memory(記憶)
Action(行動)
消費者がどのように購買(行動)までたどりつくかを
表したものです。
このリコール問題の場合は、消費者の興味関心をどの
ように薄らげるかということで、
逆AIDMA作戦というものを考えています。
注意を引き付けないようにすればどうすればいいかなどを
消費者心理から分析して方策を考えています。
こういう使い方もあるんだなと感心するとともに
AIDMAの理解も深まります。面白い!!
うーん、分かりやすくていい本ですよ!
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