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2011年07月24日

日本中枢の崩壊を読んで2

日本中枢の崩壊

著者:古賀茂明




昨日は、本の内容にほとんど触れなかったので、少しだけ内容に
触れたいと思います。


3.11の大震災に関して

私が最も驚いたのは、震災が起きるやいはな、信じられない
ことに、これを増税のための千載一遇のチャンスととらえる一群の
人たちが即座に動き始めたことだ。震災対応よりもはるかに
スピーディな反応。驚くというより悲しかった。
」(p.23)

「マスコミから回ってきた官房副長官の一人の懇談メモを見て
私は驚いた。<これは、間違いなく歴史の一ページになるよ>
と高揚した発言」(p.25)

「東電の問題の今後をどう解決するのか−私は、一つの私案を
まとめて経産省の官房長や資源エネルギー庁の担当課長などに
それを伝えた。そして、それを経済誌『エコノミスト』に寄稿
しようとした。しかし、それは官房から止められた」(p.34)

悲しい。震災当日、中国出張でNHKのニュースを就業後とかに
見ていたが、震災対応にかこつけて、予算案を通そうとしていた
節がありありと感じられる報道もあった。
震災直後に総理大臣が現地入りするというパフォーマンスと
取られそうな行動も行っている。
一連の震災対応の遅れは、震災を増税や予算案通過、支持率UPなど
に利用するために震災対応とその後の政局という二つのことを同時に
進めたことに起因するのだと思う。


骨抜きにされた公務員制度改革

「菅直人内閣が、この日、<退職管理基本方針>を閣議決定して
しまったのだ。<基本方針>は安倍政権時代に改正された
国家公務員法のなかで禁止された<天下り>の斡旋の禁止措置を
あからさまに骨抜きにする内容だった。
」(p.89)

「菅政権は、国家公務員法で禁じられているのは定年前の<推奨
退職>に伴う天下り斡旋であり、中高年の現役職員が公務員の身分
を維持したまま出向したり派遣されるのは、これに当たらない

した。・・・・天下りが問題しされるのは、省庁による民間企業
への押付け人事・・・・天下り先との不明瞭な関係・・・この現象
は、公務員が退職しているか現役であるかにはかかわらず・・・・
現役出向のほうが癒着の構造を生みやすい
・」(p.90-93)

「もう一つ大きな問題がある。・・・独法の天下り役員ポストに
ついては2009年秋から公募が義務付けられていたが、現役出向
で就く場合は、公募しなくても良いと改悪された
。」(p.94)

民主党の不甲斐なさ、官僚のずる賢さを感じた部分です。


一人奮闘した長妻大臣

「そんななか、民主党政権の閣僚のなかで唯一、野党時代の方針を
貫こうとしたのは、先述した長妻昭氏である。」(p.191)

「厚労省の役人も、他の閣僚と違って役所に擦り寄らず、政治主導を
貫こうとする長妻氏に手を焼いていた。
」(p.192)

「象徴的な例が、先述した<退職管理基本方針>を受けて、役人が
天下りの代わりに現役のまま出向できる団体を追加しようとした時の
対応である。ずらっと並んだ出向先として追加しようとしている
団体はこれまでの天下り先。・・長妻氏は・・一人だけ頑としてこれ
を認めなかった
。・・・出向先リストが回ってきたとき、私は目を
疑った。厚労省だけ真っ白で何も書いていない。長妻氏はすごい事を
やったな、これはひと波乱ある、と思った。果たして、後に長妻氏は
事実上の更迭の憂き目に遭う・・・。
」((p.192)

長妻さんが、大臣を辞められてメディア出演されてた時は、すごく
悲しそうにされてた。これらの事をメディアはなぜ大々的に報じない
のかが悔しい。その時の長妻さんのコメントは、官僚と上手くやる
ことができなかったと、自責の念で締めくくられてた。本当は、
たくさん言いたいことがあっただろうに・・・。


他にもたくさん紹介したいことはありますが、このくらいにして
おきます。少しでも読みたいと思ったらぜひ読んでください。

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posted by air_water at 09:10 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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