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2013年01月19日

シニアシフトの衝撃を読んで

シニアシフトの衝撃

著者:村田裕之




特に最初の方は、最近読んだワークシフトよりも面白かったかも。

前回のブログ「デフレの正体を読んで」で、「遺産相続などで若い世代にお金が回れば消費してくれのではと考えられますが、驚きなのは日本では亡くなる側でなく相続する側の平均年齢が67歳だそうです・・・。」ということに触れたが、それが引っかかってて、昨日購入したのが本書です。

やっぱ、シニア世代をターゲットにしたビジネスだよね!

本書は少子高齢化や人口減少社会という危機をビジネスチャンスにしようということだが、はじめにで現状の課題を次のようにまとめている。

@高度成長期に業績を拡大してきた企業には、いまだに若者やファミリー層をターゲットにしているところも多い。年々売上げ減にさらされているにもかかわらず従来のビジネスモデルから脱却できない企業が製造業を中心にまだ多く存在している。

Aシニアの重要性に気づき、「シニアシフト」に取り組んでいるものの、苦戦している企業も多く見受けられる。シニア市場はマスマーケットではなく、多様なミクロ市場の集合体だ。だから従来の大量生産・大量流通によるマス・マーケティングに慣れきっている多くの企業は、この市場に対してどのように取り組めばよいのかの知識や理解が乏しく、正しいアプローチができていない。

僕も製造業の人間なので分かる気がする。サービス業なんかと違って設備投資が大きい分、なかなか過去の遺産を手放せず切り替えが難しいんだと思う。どちらかというとシニア市場ではなく、海外市場に目が向いているような気がする。

さて、最初はどういうシニアシフトの流れがあるかの紹介であった。

■大人用紙おむつ市場が、赤ちゃん用市場を逆転
・赤ちゃん用紙おむつ市場1400億円(2011年)
・大人用紙おむつ市場1500億円見込み(2012年)
 ※大人用紙おむつ市場は年率5%と成長しているらしい。

■平日昼間のカラオケ客の6割がシニア
・大半が昼間利用
・弁当持込で食べ物の注文はせず、歌い続けるスタイル
 ※シニア向けのカラオケには、健康食のカフェ、健康チェックができるラウンジなど備えているみたいだ。

■もはやファミリー向けではなくなったファミリーレストラン
・退職者の節約志向に合わせた価格設定
 ※退職シニアが一人で入店しても違和感のない雰囲気づくりが重要

■テレビの女子アナはおばあちゃん
・熊本県のインターネットテレビ局の天草テレビの女子アナはなんとおばあちゃん
 女子アナ最高齢は108歳(2012年現在)
 ※今朝のNHKで女子アナもおばあちゃんになるかもとか言ってたが、結構な率でそうなりそうな気がする。

ほかにもいろいろな事実が載ってたがこのくらいで


さて、こんなシニア市場の傾向が次に説明されている。

なるほどと思った特徴を3つ紹介

@シニア資産の特徴は「ストック・リッチ、フロー・プア」ということだ。多くの企業がまだシニア市場を「人数が多い、金持ち、時間もちマーケット」とみなしているみたいだが、実際は違うという。シニア世代の所得フローなどのデータなど示し説明されているが、簡単にいうと、「保有財産は多いが、月々入ってくる所得は現役世代に対して低く、そんなに消費にお金が回るわけではない。」ということだ。統計的な平均をみると保有財産には手を付けず、月々の収入分だけ消費しているようなイメージだそうだ。
そしてストックをフローに変えにくくしているのが、シニアの3大不安(健康不安、経済不安、孤独不安)だそうだ。なんとなく分かる。
やっぱりなかなか難しいんだねと思う。
フロー消費ではなく、ストック部分から切り崩して使うようなストック消費にはどんなものがあるのかというと、代表的なのは、金融商品、家のリフォーム、海外旅行、葬式、墓といったものらしい。


A前述したマス・マーケットではなく、ミクロ市場だということ。単純な年齢でのマーケティングではわからず、シニアの消費はシニア特有の変化で決まる。身体の変化、家族構成の変化、ライフステージの変化などを見極めた商品・サービス提供が重要
たとえば生活のダウンサイジング、退職して収入が減り、車を燃費のいいハイブリッド車に変えて、月々の出費を抑えるなどの傾向を把握する必要がありそうだ。

Bスマートシニアの増加で、市場の性質が変わった。シニア世代でもスマートフォン、タブレットでネットを利用するようになり、情報武装したスマートシニアが増加しているということだ。たとえば昔は、新聞に高級老人ホームの広告を出すと大勢の人が参加してくれ、ぜひここに入居したいという人が多数出た。その当時の入居一時金は平均5000万円程度今ではシニア世代がネットで商品をじっくり吟味してくるため、供給過剰になっていたという背景もあり、入居一時金が1200万円を超えると高いといわれるようになっているらしい。

こういう特徴は見逃さないようにしたい。

後のほうは、シニア世代問わず活用されているようなマーケティングの手法をシニア世代向けにアレンジして書いているといった感じだった。
ただ、初めて聞くような手法も多く役立った。
時間消費ビジネスの勘所は「連結連鎖」と「新陳代謝」のところなど、興味深い。

だんだん長くなってきたのでこの辺で

ストック・リッチ、フロー・プアやミクロ市場の集合体であること、スマートシニアの増加など、なかなか難しい点がありそうだが、今後ますます進む高齢化で内需を拡大させるには抑えるべき市場ではありそうだ。


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posted by air_water at 22:03 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月18日

超訳マキャヴェリの言葉を読んで

超訳マキャヴェリの言葉

著者:本郷陽二




マキャヴェリの君主論関連の本です。次の読書会の課題本が
君主論なので、周辺を読んでいるのですが、まだ、肝心の
君主論には手をつけてません・・・。

さて、この本は出版社がPHPでもあり、君主論を今の
ビジネスに応用したらという内容です。

本書は、五つの章に分かれてます。
・困難な時代に人をたくみに使いこなす
・チャンスを逃さず勝利をつかむために
・真のリーダーに求められる覚悟と信念
・油断や怠慢を待ち受ける罠
・さらに頭脳を進化させるために


この五つです。それぞれの章では、マキャヴェリの言葉を
頼りに、東西の歴史を照し合わせ現代のビジネスの要点を導き
出すという構成になっています。
一つの事柄を見開き2ページで表現していますので、少し
消化不良の面もありますが、目次を見て気になるところを
見るというのも良いかと思います。


さて、君主論を読んでないのにこういうこというのもどうかと
思いますが、恐らく君主論で一番大事なのは一見するとダーク
な内容
だと思います。

君主論のすごいところは、君主たるはいかなるものかを、
歯に衣着せぬ物言いで語ったところだと思います。君主として
国を統治するにはどうしたらよいのか?という軸をぶらさずに
語っているのだと思います。

時には非道と思われることも実行しなければいけません。
それは、もちろんその行為が国家を存続させるため将来民のため
になるなどの見通しのもとになされる行為です。

普通に正しいと思われることは他の本でも学べますから、
この一見するとダークな内容をどう咀嚼するかにこの本の価値が
あるのではないかと思っています。(まだ読んでないけどね・・)



話をもとに戻して、超訳マキャヴェリの中で印象に残ったところ
を3つほど紹介します。


・無能な部下を選んだ人は、自分の力量を疑われる
部下を見ればその管理職のレベルが分かると言われています。
では部下を選ぶときにどうすればよいか?
武田信玄の言葉で、人を判断する時の注意点が紹介されてました。

@不注意な人を落ち着いた人と見誤らないこと
A軽率な人を素早い人と見誤らないこと
B仕事の遅い人を慎重な人と見誤らないこと
C軽はずみな人、うっかりしている人を飲み込みの早い人と
 考えないこと
D物事の本質が分かっていない人は、発言がいつもあいまいに
 なりがち、これを慎重と見誤らないこと
E軽はずみに発言する人を、よく発言するできた人と見誤らない
 こと
F心情がない人は、意外と強情だが、これを信念の強い人とは
 見誤らないこと


・弾圧で部下を恐怖に陥れるのは、組織にとって危険である。
韓国の某大手自動車メーカが紹介されています。
韓国のエンジニアはとても優秀です。しかし、新しい技術に
トライすることを極端に恐れる傾向にあります。
これは、このメーカに一度の失敗も許さないという精神が
あるからだそうです。

何か新しい事をしようとすると失敗がつきものです。失敗を
恐れさせるような政策は新しい事を模索しなければならない
今の世の中には似つかわしくない政策だと思います。


・勝利の数よりも、最も害が少ない作戦を考えよ
やたら敵と戦って大成功したものはいないと教えています。
百戦百勝は、ちっとも偉い事ではないということです。
戦いの数だけ、恨みが生じる。遺恨を残す事になります。
後の災いをできるだけ避けるよう、戦いは少なくして勝利する
方法を考えなければならない
ということです。


歴史に詳しい人は、背景とかがすぐにわかるので、読みやすい
本だと思います。さて、次は「君主論」を読むことにしようと
思います。

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posted by air_water at 10:58 | 京都 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月24日

メッシュを読んで

メッシュ

著者:リサ・ガンスキー




昨日の読書会の課題本でした。

読書会は、ファシリテータの方が、全体の感想や
最も印象に残ったことなどを皆に問いかけながら
進んでいきます。その中で、それぞれが考えたことを
言い合い課題本への理解深め、新しい発見、気づきを
見出して行きます。なかなか普段では味わえないことです。

さて、まずメッシュとは何かということですが、
デジタル化を基盤にした物質的なもののシェアビジネスです。
※カーシェアリングなど
おそらく、この物質的なもののシェアというところがポイント
だと思います(僕は)。


オタキングEXの岡田さんが、「フリー」の解釈で、この本は
何も全てがフリーになると言っているのではない。
デジタルデータなどのビットのものがフリーになり、物質的な
アトムのものは原価に近づくと言われてました。
ネット、通信などのインフラの発達で、ビットはフリーへ
アトムは原価へ
となります。

このメッシュビジネスは、ネット、通信などのインフラの発達
で物質的なアトムのものが原価に近づく1つの形態
だと思えます。
1つの商品を皆でシェアして、使った分だけ払うという効率化で
物質的なものが原価に近づいていくということ。
自然な流れです。

メッシュビジネスは金鉱だとあります。そのビジネスチャンスを
逃さないようにしようというのが全体の主旨
だと思います。
しかし、「フリー」でも感じたようにネットの発達によって、
音楽がデジタルデータ化して音楽業界がダメージを受けたのと
同様に、カーシェアリングなどでは車業界がダメージを受ける
と思われます。フリーもメッシュビジネスも絶対需要を減らす
方向にあるので、その点の不安は残ります

ただ、メッシュビジネスという観点からもの事見て、ビジネス
チャンスを捉えるというメッシュの眼鏡はかけていたいと
思います。

メッシュビジネスを牽引する時代背景を把握するということで
は視野が広がったような気がしてます。
この点に関しては、読書会の中で「シェア」の方が社会学的な
観点で書かれているからおすすめというアドバイスをもらったので
「シェア」も読んでみたいと思います。


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posted by air_water at 10:07 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月19日

サムスンの最強マネジメントを読んで

「サムスンの最強マネジメント」

著者:申 元東(Shin Wondong)




サムスンの人事部に18年間勤めた方の本です。
サムスンの成長力、競争力の源泉は人材戦略にあると
言われています。

サムスン創業者のイビョンチョルさんは、人材第一を
掲げており、次のようにも語っています。
「私は、人生の80パーセントを人材を集めて教育する
 ことに費やした。」


この本を読むと、人材を集めるだけでなく、教育にも
力を入れていた事が十二分に伝わってきます。

1988年に李会長が「第二の創業」宣言をした。
その経営理念が
「人材と技術を基礎に、最高の製品とサービスを創り
 出し、人類社会に貢献する。」

とされた。
人材と技術を基礎にとしており、さらに出だしが
人材である。いかに人材を大切に考えているかが
分かる。

人材戦略の有名な話が「錦鯉の話」である。
李会長は、「錦鯉」というタイトルの日本の特番の
ビデオに人材づくりの秘訣が込められているので、
よく見て人材経営の教訓を学んでみよと指示しました。

錦鯉の歴史は、ざっと200年、ある日、白い鯉の
なかで赤い斑点の突然変異のものが出た。
鯉師たちは、その一匹と他の鯉とを交配させ、紅、白、
黒の3色が織りなす調和した鮮やかな鯉をつくり出す
のに成功した。また鯉の大きさも以前よりもずっと
大ぶりになった。最高の錦鯉をつくり出そうとする執念
やむ事のない挑戦などが描かれていた。

13匹の牡鯉から500万匹の鯉を生ませ500万匹の
稚魚を誕生させ、丹精込めながら育て、丈夫で活き活き
とした稚魚を選び出す。
選別を重ね、最終残るのは、5000匹さらに、品評会
出せるのは5匹程度である。
水温、水質、上質のえさなど、あらゆるところに気を
配って、錦鯉を育てている。

執念と粘りをもって、一人一人の人材を育てていくと
いうことである。



サムスンの制度で有名な地域専門家制度などもあるが
もう一つ大きなものが徹底した成果主義だと思う。
それもムチではなく、アメの戦略。
ムチがないわけではないが・・。
成果のあるところに褒賞あり
特別報奨金、生産性奨励金、利益分配金などいろいろな
報奨制度が設けられ、新入社員でも基本給と報奨金を
合わせると、並みの会社の課長か次長くらすの年収に
なる。


他にもタイムマシンチーム、限界挑戦チーム、
CNBチーム、未来戦略チームなど面白い制度がある。
例えば、タイムマシン・チーム
所属部署なし、出退社自由の10人ほどの人員が特別な
チームで各自が望むテーマを研究し、結果を社長に直接
報告する。
1年アイデアが出せなくても昇進時にはかえって加算点
をくれるなど、積極的な動機付けを試みている。



サムスンのデザインに対する戦略も重要である。
李会長がデザインの重要性を強調し始めたのは、1996年
くらいからである。
イタリアのミラノにデザイン研究所を儲け、
ミラノ4大デザイン戦略を打ち出した。
@誰が見てもサムスンの製品であるのがわかる独創的な
 デザイン、UIアイデンティティの思想
Aトレンドをリードするデザインの優秀な人材の確立
B確立した人材の能力開発のための創造的で自由な
 組織文化作り
C金型技術インフラの強化


興味を引くところが多く、もっと紹介したいところも
あるが長くなりすぎたのでこのあたりでやめます。
経営者の方や、人事の方は読んでおいた方がいいと
思います。


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posted by air_water at 11:33 | 京都 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月29日

ビジョナリーカンパニーA飛躍の法則を読んで

「ビジョナリーカンパニーA飛躍の法則」

作者:ジェームズ・C・コリンズ





良好な会社と偉大な会社の違いについて説明されて
います。

起業が飛躍するための条件として、下記のような
題材を取り扱っています。
@第5水準のリーダーシップ
A最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
B厳しい現実を直視する
  (だが、勝利への確信は失わない。)
C針鼠の概念(三つの縁の中の単純さ)
D規律の文化
E促進剤としての技術
F弾み車と悪循環

私が気になったのは、
@、A、Bです。

会社を良くする本ですが、自己啓発のために本を
読んでる私としては、自分に役立つところはどこか
を探してしまいます。


@の第五水準のリーダーシップは、飛躍した起業の
経営者の資質を表すもので遠い人のような気がしますが
こんな人です。

万事に控えめ、物静か、内気で、恥ずかしがりや。
個人としての謙虚さと、職業人としての意思の強さと
いう一見矛盾した組み合わせを持っている。(p.18)

次のような機会に恵まれると第五水準のリーダッシップ
が発揮できるようになると書いてあります。

自分を見つめる機会、意識的な努力、指導者、偉大な教師
愛情豊かな両親、世界観が変わるような体験、第五水準
の上司などの条件があると本来の能力が開花する。(p.59)


Aの最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
目標を選ぶ前に、まずは適切な人材を選ぶ必要がある
と何度も出てきます。
しかし、目標がないのに何が適切かなんて分かるのか?
という気がしました。また適切な人材ってどんな人
という問いのもとに読み進めるといくつかの文章がありました。

【適切な人材】
・とびきり優秀で仕事熱心な(p.72)
・報酬のために努力するのではなく、偉大だとはいえない状況
に満足できないから努力する(p.78)
・技能や専門知識、経験などより、性格を重視(p81)
・性格や労働観、基礎的な知能、目標達成の熱意、価値観(p.81)
後天的に訓練できるものではなく、その人の資質に関する部分
に力点を置いている。


B厳しい現実を直視する(だが、勝利への確信は失はない。)
正しい判断を下すには、現実を直視し、その現実に対して
正しい理解が必要である。

これが一番大切だと思ったところ
自分にとって信じたくない情報をいかに無視できない情報
として受入、さらに深く掘り下げ、真実に近づけるかが
大事だと思います。


私のこの本への捉え方はこうです。
厳しい現実の直視による現実の正しい理解を手に入れること
が最も大事で、それを手に入れるために、適切な人材や
議論を活発に行える第五水準のリーダシップや規律があると
考えています。

現実を直視することを怖がらずに、ためらわずに立ち向かって
真実を手に入れるように心がけようと思いました。


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posted by air_water at 12:54 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月11日

日本型プロフェッショナルの条件を読んで

「日本型プロフェッショナルの条件」

作者:安永雄彦




副題はアメリカ的論理思考では問題は解決できない
です。

いろんな肩書きを持つ人です。
銀行員、経営者、エグゼクティブコーチ大学の教授
僧侶、などなどです。

日本型プロフェッショナルとはどういうものか?
P18あたりにでてきます。

日本型プロフェッショナルとしてすぐに思い
浮かぶ、ある人物は、大企業にずっととどまりながら
人事異動や会社の以降に流されることなく、自分で
定めたミッションに従って自分がやるべき仕事を
ひたすら貫いていた。環境変化をすべて受け止め
現状をどのように変えるか、何を達成しなければ
ならないかを見定めて、迷わずに歩んでいく生き方
は、、実にすがすがしく美しいものでした。

同じ会社にいようとも、転職しようとも、常に自分なり
に専門性を磨き、高い倫理観と規範を持ち、公益に寄与
するという観点から自分がなすべきことを決断し実践
していく。このような生き方をしている人を
「日本型プロフェッショナル」と私は呼びたいと
思います。

加えて、もう一つの条件は特定の分野で一流となること
です。


全部書いちゃいましたが、こういう人を目指しましょう
ということが書いてあります。

結構いろんな切り口で、じっくり書いてありますので、
何が言いたかったのか途中で分からなくなりがちな
本だと思います。

著者の経験も豊富なので、多方面から
日本型プロフェッショナル像を描いています。
銀行の経験、心理学から、経営者として、ヘッドハンター
として、様々です。

ひと言でまとめると高い倫理観と規範から生まれる軸と
特定の分野での高い専門性を有する人が、日本型
プロフェッショナル
だということです。



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2010年06月28日

プロフェッショナルの条件を読んで

「プロフェッショナルの条件」

作者:P・F・ドラッカー




ドラッカーの本である。個人のマネジメントが中心と
なる本で、これからの時代をどう生きていくべきかが
示されている。
1章では、時代がどのように変わってきたのかが説明
されている。
結論をいうと、知識を知識に適用する時代に変わって
きているということです。産業革命の仕事に知識を
適用して労働生産性を向上させることから一歩進んで
知識に知識を適用する。すなわち、知識をマネジメント
する時代に来ている。つまり知識労働者の生産性を
上げる時代に来ている。
その手法が説明されています。

書評ではありませんが、
ここでは少しわき道にそれて、知識を知識に適用
する時代に変わってきている中で、その裏で起こって
きたことについて考えてみた。

それは、技能者の現状である。

かつて、技能別に組織され、技能の神秘性とその独占を
基盤としていた労働組合の時代から、テイラーの生産性
革命を受け、技能のノウハウ化が進んだ。すなわち
徒弟制度に入って、技能を修得するような閉じた世界では
なく、技能を技術として体系化することで誰でも簡単に
生産できるようになった。
しかし、この労働生産性向上は、ノウハウを実行する人
を怠惰にしてしまった

それは、かつて一人の職人が最初から最後までやって
いたことを分解し、手分けすることで飛躍的に生産性を
向上させたのだが、一方で、技能者は、細分化された
工程の1部を担当することになり、自分が何を作って
いるのかも分からない状態で作業をするという目的を
見失った1作業者になってしまったのではないだろうか?


さらに、単純労働でも労働生産性が飛躍的に向上したため
作業者もその恩恵を受け、給料も上がり、ある程度の
困らない生活ができてしまうため、現状に満足し、
1作業者であること自体に疑問を抱かなくなってしまった
のではないだろうか?

日本でも右肩上がりの経済の時に、1作業者として
十分な暮らしをし現状に満足してい人がいたのだろうと
考えられる。

しかし一方で、交通インフラの発達により流通も発達し、
世界中どこで作ったものでも手に入れられるようになって
きた。そうなると同じものをどこでも作れるならば、
賃金の安いところで生産した方が価格競争力のある製品が
作れるため、単純労働は、賃金の安い国へと移るように
なってきた。

その単純労働の海外展開と単純労働に疑問を抱くことなく
過ごしてきたことが重なり、今工場で働いていた人は
危機的状況にある。

これは、恐らく仕事の難易度と賃金の問題であり、単純労働
の次は、技術者もその危険にさらされることになるだろうと
予測される。

簡単な設計変更などの仕事は、既に賃金の安い国へ移ろうと
している。
どんな仕事が残るのかといえば、恐らくはイノベーションと
呼ばれるような大きな変革をもたらす仕事のみが残っていく
のではないかと考える。

イノベーションのような高度な仕事は、教育レベルの高い
ところで教育された人から生まれる確立が高いと思われ、
教育レベルが高いところをある程度賃金が高いところで
あり、日本にも競争力があると考えられる。
また、現在賃金が安いところでも、高い教育レベルを受ける
ようになっている頃には、賃金も上がっているはずであるし、
イノベーションを起こせる人は、安い賃金の国でも格別の
賃金をもらうことになるだろうと予想される。

日本のような成熟した国では、イノベーションを起こすような
高度の仕事を実践できる人材しか仕事が無い状況になるの
ではと考えられる。
まだその転換点である今のうちに個人の能力を高め、備える
必要があると強く思う。











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2010年06月27日

20歳のときに知っておきたかったこと

「20歳のときに知っておきたかったこと」

作者:ティナ・シーリグ



僕が良く行く紀伊国屋のビジネス本売れ筋No.1に
なっていた本です。
起業家育成を行っている方です。

この本で伝えたいことは、自分で枠を決めてダメに
してしまっている可能性を引き出してくださいと
いうことです。

そのために、次のことを自分に許可してあげる
@常識を疑う許可
A世の中を新鮮な目で見る許可
B実験する許可
C失敗する許可
D自分自身で進路を描く許可
E自分自身の限界を許す許可


これらのことに許可を与えるのは自分自身です。
他の誰かでもない、そのことに気づけばいいのです。


普通に生活していたら常識を疑うのは難しい。
新しいことにチャレンジする場合、失敗することを
考えて、思い返す。自分にはできないだろうと
やる前からあきらめる。
こんな考え方が、自分の可能性をつぶしているのです。
それが分かれば、成功への道は開かれるのだと思います。

この本で気に入った二つの内容を説明します。
1つ目は、P.72の人間は二つのタイプに分かれるという
ところ、二つのタイプとは、
@自分のやりたいことを誰かに許可されるのを待つ人
A自分自身で許可する人

今私は、あるときは@で、あるときはAです。
事柄が大きくなるとAになる傾向が強いような気がします。
自分自身で許可をするということはそこに責任が生まれます。
それを背負い込みたくないのでしょうか・・・。
この本の事例を見てそうではいけないと感じました。
明日から、@で待っていたことを一つずつ自分の責任と
して許可して行こうと感じました。


2つ目は、光り輝くということです。P.192付近
光り輝くとは、いつでも期待以上のことをすると決意する
ことです。
何か事を起こすには、最低でも100パーセントの力を
出して実現のために努力しなくてはなりません。
言い訳は無意味、専門的に言えばたわ言です。
社会的に許される言い訳はできますが、本気でそうする
気があるなら、実現する方法をひねり出しているはずです。
光り輝く方法は一様ではありません。ですが、すべては
限界を取っ払い、持てる力を遺憾なく発揮しようとする
ところから始まります。及第点に満足せず、自分の行動と
その結果の責任は、最終的に自分にあることを自覚する
ことです。


このあたりの言葉が心に残りました。
翻訳本ですので、英語でどういう描写をされているのか
分かりませんが、光り輝くという表現もいいと感じます。
自分のことを振り返るとすべてのことに100パーセント
の力を出しているか疑問です。
いろんなことに手を出して、どれも100パーセント
出せてないような気がします。
また、どこかで手を緩めている感じもあります。
一番やりたいことは何かを考え、やるべきことを絞って
すべてに100パーセント取り組めるようにすることも
大事だと思いました。




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2010年06月24日

日本経済の真実を読んでA

日本経済の真実を読んでA




昨日の引き続きです。

日本が立ち直るための道
単純に考えると収入を増やすか、支出を減らすかです。
この本では、収入を増やすこと、つまりGDPを高める
ことの重要性を訴えています。
石油などの資源に乏しい日本では、大企業が元気になる
ことです。大企業が元気になれば、その下請けの中小
企業も元気になります。
大企業優遇と言われようとも法人税を引き下げて、企業
の国際競争力を高めることは一つの解決策だと思います。

国民への耳障りのよい短期的な政策ではなく、長期的な
視点で、本当に日本を救う政策を打ち出して欲しいです。

そのためには、国民がそれを理解する必要があります。
本当に、正しいことを言っているのは誰なのか?を
見極める能力を養う必要があります。
そうしないといつまでも政治家は耳障りのいい政策しか
打ち出しません。そうしないと選挙で勝てない
つまり、政治家であり続けられないのです。
正しいことを言っている人が政治家であり続けられる
ような環境を国民一人一人が築き上げなければならない。


今の民主党も、一見支出を減らすことに力を入れている
ように見えます。行政刷新会議などは、正しいことを
行っていると思います。
一方で、子供手当てや高校無償化などで耳障りのいい
短期的視点の政策を行っているように感じます。
本当に貧乏で、勉強したくても勉強できない人への
救済などは意味があると思いますが、一律で与えて
いては、人間堕落するし、学力も低下するでしょう。
税金をもらって、返還しますというような、手数料だけ
かかるような政策はやめた方がいいのではないかと
思います。
累進的に徴収している税金を一律で分配しているので
弱者救済にはなっているのかも知れませんが・・・。

新しく発足した管政権では、経済成長戦略に力を入れる
節が感じられます。言葉だけで具体策を打ち出さない
国家戦略室みたいにならないようにしてもらいたいです。

日本の借金が減少していく日を早くみたいです。
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日本経済の真実を読んで

「日本経済の真実」

作者:辛坊治郎 辛坊正記





著者は、たかじんのそこまで言って委員会の司会進行を
されています。

副題は、「ある日、この国は破産します」です。
最近、ギリシャの財政問題が話題になっていましたが、
日本の方が深刻です。
GDP比の借金が示されてますが、ギリシャが1.1倍
程度なのに比較し、日本は、1.7倍です。

日本の借金は、国民からの借金だから大丈夫という見方
をする人がいますが、特に外国に影響が及ばないという
ことはギリシャみたいに他国が救済してくれることも
ないということです。
自助努力で解決するしかありません。
それに、経済大国、日本の借金は、約900兆円です。
ギリシャみたいに救済してもらえる額でもありません


日本が破綻した時に備えて、金や外貨を保有しておく
必要があるのかもしれません。
そうなって欲しくはないですが・・・。

一番興味深かったのは、
「日本沈没を食い止めた小泉・竹中政権」の章です。
失業率が低下や株価の上昇などのデータは、小泉政権の
政策要因だけではないと思いますが、小泉改革の方向性
の解説は、納得のいくもので正しいと感じました。
郵政民営化の官による郵便貯金の無駄遣いをやめさせる
という考え方も納得がいきます。
労働者派遣法の規制緩和なども、労働者には痛みを伴う
政策ではあります。しかしこれを禁止していたなら、
日本の国際競争力は悪化し、生産工場の海外移転は急速
に進み、更に雇用悪化につながったでしょう。



なんか疲れてきたので、2回に分けます。
続きをみる

まだまだ病み上がり、もう一つすっきりと回復しません。
まだ風邪薬や栄養ドリンク飲んでます。
もう3週間くらいになるでしょうか?ところどころ
回復してますが、こんなに長引いたのは初めてかも?
恐らく、体調が弱っているところに次々とウイルスが
やってきている模様。症状の違う風邪を3回引いてる
と思われます。

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posted by air_water at 00:12 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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