著者:石井力重
アイデア発想法の本です。月1冊はアイデア発想法の本を読もう
と決めてから3冊目の本です。
著者は、アイデアプラント代表で、アイデア創出の専門家だそう
です。
参考・引用文献を見ると、ビジネス書的なものから、創造工学
といった学術的なものまであります。
これから私が読む本の参考になります。
少しだけ紹介
本書でも最後の方にはTRIZについても取り上げられています。
ビジネス書ではあまり取り上げられてない気がしてましたが結構
ページを割いて説明されてました。
僕も昔、TRIZ取り組んだことがあります。
まだ、会社入りたてて良く分からず参加してましたが、40の
発明原理などを勉強し、アイデア発想法への興味の入り口となった
考え方でした。
さて、本題
この本は、「人はアイデアを生み出し得る装置です。しかし困った
事に、この装置は不安定で、あるときはどんなに動かそうとしても
まったく作動してくれない時があります。どこかに隠れている起動
スイッチでもあれば便利なのに、と思いませんか?」と説明します。
そして、そのスイッチの一端を紹介してくれています。
本書は、アイデア発想は難しくないよ。沢山だそうよ!という啓蒙
よりは、発想方法のスキル、知識が得られる本です。
構成は、発想方法を紹介して、実際に著者が使ってみた事例を紹介
するという形で、それぞれの発想方法の使い方が実感できるという
形を取っています。分かり易く理解できます。
また、紹介される発想のスイッチは、新しく、インターネットや
100円ショップでできるようなものも紹介されています。
気に入ったものを3つ紹介します。
☆商品画像集からアイデアの材料を得る方法
これは簡単です。グーグルの画像検索に行き、アイデア発想したい
課題のキーワードを入れて表示される画像からヒントに発想する
というものです。
ビジュアルには、言語、数値とは違った刺激があると思います。
☆社会や経済の未来予測集からアイデアの材料を得る方法
例えば、博報堂の提供する「未来年表」を活用するというもの
サイトに行き、分野を絞ったり何年後かなどを入力し、その分野の
未来を読み流し、発想の種とするというものです。
経済や人口、交通、技術、情報、通信、社会、環境、資源といった
ものがどう変化するのかを確認し発想につなげましょう。
☆『SCAMPER』『USITオペレータ』
チェックリスト法です。『SCAMPER』は主に企画系の発想に
『USITオペレータ』は主に技術開発の発想に適しているとのことです。
他にもたくさん発想法を紹介されています。たくさんありすぎて
すべて把握するのは大変です。気に入ったものを使うのが一番だと
思います。
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