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2012年12月21日

絶対絶命な彼らの華麗なる決断を読んで

『絶対絶命な彼らの華麗なる決断』

著者:鳥原隆志




いつも楽しいインバスケット思考の本ですが、今回は少しビジネスシーンからは外れた、余暇活動でのインバスケット思考です。

インバスケット思考は判断力を養うものですが、判断は何も仕事の中だけで行っている訳ではない。人は仕事以外でもいくつもの役割を持っている。父として夫として、地域活動、あるいは趣味の仲間の活動で、それぞれ役割も持っています。

そんな時の判断にもインバスケット思考を活用しましょうという内容です。

小説としても読めるくらい構成やキャラクターがしっかりしているので、インバスケット思考を勉強しているということを感じさせないくらい自然に勉強ができると思います。

舞台は、インバスケット思考の第一弾のケーキ屋たま周辺です。登場人物も同じ人が出てきて入りやすかったです。※第一弾を読んでいない人でもわかる内容になっています。

ケーキ屋で働く、柴田奈々と仲あゆみの二人が主人公で、二人含めた軽音楽バンド「ミラクル」のコンサートに関して発生する問題がインバスケットを学ぶ材料となっています。

コンサート会場の予約、ディナーの食事、メンバーの仲間割れなど分かりやすい題材で、インバスケットの神髄が分かるようになっております。

読後の感想としては、今までのインバスケットの本の中で最も内容が面白かった気がします。インバスケットというよりも小説として楽しんでました。主人公二人は、おっちょこちょいの奈々、決断恐怖症のあゆみですが、この二人がインバスケット思考を学ぶ課程で成長していきます。二人の成長を追うことで、インバスケットの要点が、自然と入ってくる感じです。

ビジネス本ですから、小説として楽しむだけでなく、思考法もぜひ学んどきたいですね。いや、主はインバスケット思考を学ぶことでした。

ビジネススキルを上げたい人はぜひ読んでみましょう。

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2012年07月27日

たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいくを読んで

たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいく

著者:鳥原隆志




ちょっと題名が長いなと思ったりもするのですが、それはさておき、仕事の質を左右する重要なことが書かれています。

簡単に言うと行動を起こす前に5秒考えろ!という本です。
それが5秒なのかどうかは実感としては分かりませんが、行動を起こす前に一瞬でもいいので考えましょうよというのは、すごく納得である。

はじめにの、「考えて仕事をするとはどういうことなのか?」という項目で、著者自身の経験で「『考えろ』って言われても、いったい何を考えたらいいのだろう」と思っていたというのがありました

私も同じで、いつも「考えてるか?」、「もっと、考えろ」と言われ続けてました。この人は「考えろ」が口癖なのかと、あほな僕は思ったりもしてました。でもいろんな人から「考えろ」「考えろ」と言われるし、「一流になる人は皆、考えてるんだ」と本当にいろんな人からいろんな言われようで言われるので、これはすごく大事なことのはずだと思い出した。
しかし、残念な僕は、「考える」ってどういうこと?と考え方が分かってなかった。・・ただ幸いなことに、努力だけはあんまり惜しんだことがないので、「考える」とはどういうことかを調べ始めた。「考え方」とか、「思考法」とかいう本を読みあさった。

今では、鳥原さんのこの本に書いてあることが多少理解できるくらいにはなっており、また考えることの重要性にも気づいています。

P.241に、考えることを要求される部署であれば、無理にでも考えることを習慣化できるかもしれません。しかし、入社してすぐ、そのような部署に配属されるのは幸運なごく一部の社員で、多くの人は考えなくてもいい環境に置かれるでしょう。とあります。

これを見ると、考えろと要求される職場で、考えろと言い続けてくれた上司がいたことはなんと幸運なことなんだろうと改めて思いました。

ちょっと、前置きが長くなりましたが、この本の前半は、考えることの重要性を説明されています。ほんのちょっと考えることで仕事の質は飛躍的に向上しますという話です。
僕は、ちょっとと言わず一日中でも考えていればいいのではないかと思うくらい重要なことだと思っています。
ただ、実際に実験するとか、行動をしてふれてみて実感することも重要なので、バランスは大切です。

そして、中盤あたりから、インバスケット思考で評価される項目
優先順位、問題発見力、思いやり、自己分析力、創造力、洞察力・・・のそれぞれの考え方が書かれています。

この考え方の起点を知っておくことは、非常に重要だと思います。

例えば、

洞察力:次にどうなるかを考える
対策立案力:ほかに手はないかを考える
自己分析力:なぜ叱られたのかを考える
課題形成力:本当の原因はなにかを考える


などなどです。

これらのポイントを把握しといて、行動に移す前にチェックリスト的に使うとすごく効果的だろうなと感じます。

最後に、考えるということがピンとこない人のために、考えるということを「疑う」に置き換えてくださいとアドバイスされています。

いい本だなと思います。というか僕の趣味にあった本でした・・。



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2012年06月15日

考えるとはどういうことかを読んで

考えるとはどういうことか

著者:外山滋比古




久々に思考法の本です。

最初に目次を示すと
第一章 平面思考から球面思考へ
第二章 触媒思考
第三章 選択の判断力
第四章 曖昧の美学
第五章 民族論理学
第六章 二次的創造
となっています。結構、思考欲をそそる題名です。球面思考って、触媒思考ってなんなの?と興味がわいてきます。

最初の方から説明します。まずは球面思考です。実は、第一章を読んだのですが、球面思考とは○○ですと明確には書かれていなかったです。読んでいく中で分かってきたのは、常識に捕らわれない思考といった感じでしょう。地球は丸いと分かった今でも、日常生活をする上では平面だと思って生活している。球面思考になっていないということ。そこから抜け出す思考をするには、第四人称という考え方がいいということです。少しいきなりですが、第四人称とは、より客観的になるということで、私でもなく、あなたでもなく、彼でもなく、つまり当事者ではない誰かになってその自称を眺めるような視点からの思考です。この視点から物事を見ると、常識に捕らわれない思考、つまり球面思考ができるというわけです。

次に触媒思考です。
はじめにの方でも触れられてますが、知識と自由な思考とは両立しにくいという考えが前提にあります。これまでは知識詰め込みの教育してたけど、経験って大事だよと伝えています。っで、触媒思考とは何かというと、知識と経験を結びつけるもので、それを人間の思考力としています。知識、経験、思考で新しい考えがでてくるということです。
最終的に合意だけど、「知識と自由な思考とは両立しにくい」は、僕の考えと異なっています。過去のブログ参照

次に選択の判断力です。人はなぜよく考えずに選択するのか?という副題がついています。政治の話で展開されています。民主主義が経済的に苦しくなっている原因は、有権者の判断力低下だとしています。判断力の低い有権者が多数を占めればまずい政策が行われるという話です。過去イギリスでは納税額が多い人や有識者には、2票を投じる権利があったなどの事例をだされているように、著者は、納税額と見識が比例関係にあると思われています。もっと考えて選択しないさいというのは分かるのだけど、納税額が低い私としては同意しかねる内容もありました。

第四章は、曖昧の美学です。ここは日本語養護の話です。最初に論理的な英語と曖昧な日本語という話がでてきます。っで、欧米の方は、日本語の曖昧さを否定します。著者は、言語の性質は文化的なりたちであると主張します。つまり、多人種がいるアメリカなどでは、論理的に分かりやすく伝える必要があった、しかし、日本のような島国では人種も日本人のみで、分かりやすく丁寧に多くを語る方が野暮だということで、主語もなくしてみたりといった形になったと、それは、外国の人からみれば、分かりづらい言語ではあるけれども、日本人同士で意志の疎通に困ることはなく、逆に、それは最小限度の表現で分かりあえる洗練された言語であると言えます。こういう論理展開は好きですね。
先日、私のブログに、日本語と英語についてのコメントを書いていただいたので、興味を持って読めました。
日本語に言語的性質の捕らえ方は同じなのですが、それに対する評価が肯定的か否定的かの違いです。どちらも聞いてるとなるほどと思うので、考え方で変わるものだなと感じました。

第五章と第六章は、疲れてきたのでこの辺にしておきます。
富永仲基の「加上の説」や、「創造を一次的と二次的に分ける」考え方などは興味深かったです。

久しぶりに思考法の本を読んだが、同意できないところもありました。自分の中に軸ができつつあるのか、固定概念が固まって新しい考えが受け入れられなくなっているのかわかりませんが、もっと柔軟に本に書いてあることを受け止めないといけないなと反省しました。
なにはともあれ思考法の本は面白いですね。



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2012年05月16日

いまから、君が社長をしなさい。を読んで

いまから、君が社長をしなさい。

著者:鳥原隆志




ビジネス本のブログとして始めたのに、最近、本当にビジネス本をぜんぜん読んでない。ということで、今日は久々にビジネス本です。

これまで思考法とか、対人力をつける本など読んできましたが、この本は社長を目指すための本です。

社長って何してるんだろう?って以外と意識していない。内の会社には一人一人が社長になった気持ちでがんばるという精神があります。僕もなるほどという風に聞いていたのですが、まるで分かってなかったことに気づかされました。

経営感覚を持って仕事をしないといけないんだよね、くらいにしか考えてませんでしたが、そもそも社長の仕事って何をしているの?経営感覚って具体的に何っていうと、ぼんやりとしか想い描けません。これでは社長になった気持ちで働くことなんてとうてい無理です。

本書でも、社長になりなさいと進めるところで、社長になれるかどうかを決めるのは、社長の仕事が何であるか?どうあるべきか?などを知らないと分からないと言っています。

また、この本は、以前から読ませてもらっているインバスケット思考の本なのですが、今回は、内容が社長ということだからでしょうか?本の中で繰り広げられる討論が過激です。やや喧嘩腰で議論が交わされます。喧嘩腰だからといっていやな気分になるわけではなく、白熱する議論に引き込まれていきます。

本書を読んで、社長の仕事が分かったかというと、そこまで分かっていないが、きっかけはもらったという感じです。やっぱり、会社の社長です。仕事の種類も多岐に渡ります。風土を作るやしくみを作る、経営的な判断もあります。隅から隅まで専門的な知識を把握する必要はないのでしょうが、会計のところとか、ちょっとついていけないところもありました。

本の内容は、ざっくりいうと、リストラされた主人公が、ハローワークの社長募集の求人に応募して、他3名の応募者と試験を受けながら、経営について考えていくというものです。

あまり内容にはふれずに、会議の役割というところで、なるほどと思ったところを簡単に紹介します。普段これが会議の役割だ!とあまり意識していないのでなるほどと思いました。

■会議の役割
・参画意識
・動機付け
・問題解決
・調整
・教育
・評決


最後に、さすがは主人公というべきか、みんなとの議論の中で、何かをつかもうと学習する姿勢というものがすばらしく、仮装の話なのですが、お手本にするべき人だなと思いました。久しぶりにビジネス本を読んだのですが、単純なスキル収得ではなく、物語性もあり楽しく読むことができました。



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2012年04月10日

インバスケット集中講義を読んで

インバスケット集中講義
著者:鳥原隆志




最近、矢継ぎ早に出版されてます。今回は、インバスケットの実際の研修を紹介するような本です。2月に研修会を実施した時の記憶が蘇ってきました。

僕が催した研修では、特に管理者の方々に受けてもらったわけではなく、これからリーダーになっていく可能性を秘めた予備群の人に対しての研修でした。

本書に出てくるような、活発な議論とまではいかなかったですが、鳥原先生の引き出しの広いお話によって、非常に有意義な会になったと思います。

本の内容は、講義形式で、それぞれ特徴のある参加者が発言をして、インバスケットで取り上げるビジネススキルを深堀していくという内容です。

ちなみに、インバスケットで取り上げるビジネススキルとは、優先順位、問題発見、問題分析、意志決定、などなどです。

話される内容は、僕らが受けた研修の内容と同じで、当時の研修会の映像が蘇ってきました。優先順位の付け方のところで、緊急度は時間軸、重要度は、影響度で考えると分かりやすいよ!など当時なるほどと思ったことの復習になりました。

研修の始まりは、我々が受けた研修と同じく、阪神淡路大震災の話から入られています。このインバスケットを説明する上において、すごく分かりやすい著者自身の実体験であるので、ここは普遍なんだなと思いました。鳥原先生の社会人としての原点なのかもしれないですね。

阪神淡路大震災の導入の話

講義の内容には触れませんが、左上に時間まで示してあって臨場感ある内容です。また先にも述べたように、本書に出てくる参加者の5名の方は、それぞれ立場の違うかたで、また考え方も異なるので、インバスケットスキルを考える上で、多角的な視点で考えることができます。うまい構成だと思いました。こんなに当事者意識のある人たちが異なる立場でバシバシと発言してくれたら、研修会はすごいことになるだろうなとも感じます。

いいなあと思ったところを2つほど紹介します。

リスクのある決断や判断こそリーダーの仕事であり、それを避けるのであればリーダーと名乗るべきではありません。
⇒昔、このデータとあのデータを取ってから判断するみたいに、誰がやっても同じ判断になるくらいまで情報集めしてから決めるならリーダーは要らないみたいなことを聞いたことがありますが、同じですね。ある一定のリスクを抱えつつも、先行して決断することに意義があるのですから。

これからもリーダーにはプレイングマネージャーとしての機能をもっと求められるでしょう。だからこそ、まず必要なのは、リーダー自身の作業の効率化です。
⇒確かに自分の仕事に無駄があったら、部下の仕事を手伝うことはできなくなりますね。まず上げるのは自分の生産性というのは、最もな話です。

僕は、こないだの研修の復習と、まだまだやれてないなというところの再確認になりましたが、鳥原先生の研修を受けたことがない人が、この本をどう思うのかが知りたいところですね。

また、もうすぐ次の本もでるらしいとのことで、それも楽しみです。

人を動かす人柄力が3倍になるインバスケット思考
入社2年目のインバスケット思考
インバスケット思考

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2011年12月07日

武器としての決断思考を読んで

武器としての決断思考

著者 瀧本哲史




著者は武器を配りたいと言っています。武器とは、戦争するときの兵器ではなく、人生を生き抜く上で必要になる教養のことです。

ここで教養は、大学の一般教養とは違うと主張されています。一般教養は、大学の教授が生きていくための学問だとし、学問のすすめ』でも語られるような実際に役立つ学問、実学のことです。



その実学となる武器をこれからみなさんに伝えていくということです。その教養の中で、本書では「決断思考」を教えられます。

先日、『決められない人たち』といううつ病関連の本を読みましたが、うつ病の原因って、やっぱり自立してないことが最も多い原因なのではないかと思います。

自分で決断して、責任を抱え込むっていうのは重いことなのですが、その時々の立場において、責任を負っていくことが重要なのだと思います。

さて、その決断をする方法なのですが、責任を抱え込むだけに十分な論理的根拠を持つことが重要です。この論理的根拠というお守りがないとなかなか暗い夜道を渡るには不安が伴います

そして、著者はこの論理的根拠を導き出す方法を教えてくれます。つまりは、考え方を教えてくれる本だということなのです。

その導き出す方法は、ディベート思考です。ディベートというと議論で相手を打ち負かすと捉えられがちですが、「より正しい結論を導き出すための方法」だと説明されます。

正しい結論というのは、未来にあるわけで、その時点で正確にわかることはありません。しかし、その時点での最適解を求めて、実行するというのは、大切なことです。

ざっくり言うとやり方は簡単です。一人でできます。

@自分の考えを持つ
A体型的に反論してみる(自分でつっこみを入れる)
B反論に耐えれたら正しい結論に近い


ということです。
Aは複数人の複数の目で見て反論する方が抜け、漏れが少なく、効化は大きいでしょう。その意味で会議をするというのが効果的です。

そうして、でてきた結論というものは正しい結論に近いということであって、正解かどうかは分かりません。

著者は最後は、主観で決めると主張されます。

つまり、ディベート思考とは、客観を経て、主観で決断する方法であるということです。

やっぱり最後は主観なのです。自分で結論を出さなければなりません。そうして責任を持って、人生における様々なことと相対していかなければならないのです。

僕の考え方とも合致してて、なかなか面白く読めました。
ここは新しい考え方に触れたなと思ったのは、

ブレないことに価値はない

これは、自分の価値観は持ちつつも柔軟であれということです。

軸をブラさない、みたいな自己啓発本もありますが、なかなか最もな意見だと思いました。

軸が全くブレないことは、マイナスに捉えると変化しない、思考停止状態にあるとも言えます

最近、自分の性格趣向を診断するテストを受けたのですが、私は、人に影響を与えたい人みたいです。確かに、自分の主張をみんなに分かってもらいたいとは思います。しかし、一方で、他社から影響を受けたいとも出てました。これは、このブレないことに価値はないの考え方に照らし合わせるとなかなか良い傾向なのではないかと思った次第です。

これからも、自分の考えは持ちつつもいろんな人の影響を受けて、自分の価値観というものを柔軟に、バージョンアップさせたいです。

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2011年11月05日

入社2年目のインバスケット思考を読んで

入社2年目のインバスケット思考

著者:鳥原隆志




インバスケット思考の第2弾です。
前回紹介した『インバスケット思考』も面白かったけど、こちらも
凝った構成にされています。

インバスケット思考がどういうものかというのは、第1弾の時に
ブログでも紹介させて頂きましたのでそちらを参照ください。
インバスケット思考を読んで



著者は、ビジネススキルを向上させたいという時は、なんか難しい
ことをするのではなく、基本を学べと
言われています。
著者も、セミナーなど受ける場合は入門セミナーを受けられること
が多いそうです。

ということで、今回は「入社2年目」を対象にされています。
また、内容は大きく2段階に分かれており、後半では一段階レベル
アップした5年目対象の話になっています。

前半は航空会社の4人の社員が、研修に来て、インバスケットの
テストを受けるという形式。4人の社員はそれぞれ考え方が違い
自分の考えと照し合わせることもでき、それぞれの良い点、悪い点
も分かります

また各設問ごとに研修講師とのディスカッションがあり、どのよう
に考えるべきだったのかというのが明確に
なっていきます。

著者も言われるように重要なのは
自分の考え方と他の人の考え方の違いに気づくことで、自分の癖を
客観的に見ることによって、どの部分にヌケやモレがあるかを
見つけていくことです

人の考え方との違いに気づくことで成長するんだろうなと思います。
そういう意味では、インバスケット問題は、最強のツールだと
思います。

さて後半なんですが、「うまい!」と思ったのは、前半の登場人物
をそのまま後半にも使っていることです。大分それぞれの考え方も
分かってきてるところなので、話にも入っていきやすいです。
内容は、研修を終えた4人がトラブルに見舞われ、研修で得た知識を
活用しながら乗り切るという話です。
本当に乗り切れたかどうかは本書を確かめてください。面白いですよ!


後半は、文章にスピード感があって、展開される小説の主人公に
なった気分で問題解決に取り組めます
。5年目対象ということも
あって難易度も高いです。


■私も問題解きながら読みました。
入社2年目の方は概ね正解なので、少しホッとしました。ただ、
研修講師とのディスカッションとの中では自分が考えていなかった
ところが結構見つかり、足りない部分が分かりました。
大きくは
点ではなく線で考える」というところができてなかったです。

5年目の方は、15案件の中から緊急のものを3つ選んで判断する
というものでしたが、選んだ3つは同じでしたが、判断は難しかった

ただ、いい言葉だと思ったのは、P217のにある
最もしてはいけない判断は、判断できる状況で判断を避けることだ
です。これは肝に銘じておかなければならないと思いました。
あとは、考え方を磨いて少しでも正しい判断に近づけるようにしたい
です。

そして、その判断に至るまでのプロセスを教えてくれるフレームワーク
みたいなものがP26にあります。
・問題発見
・仮説
・情報収集
・対策立案
・調整活動
・意思決定

です。これを身に付けておくと強いですね。問題が発生した時にこの
基本に立ち返り、情報収集は足りているか?調整活動はできているか?
と確認できます。

今度、インバスケット思考の研修を実施しようと考えています。
問題は対象者が、職種、年齢、役職などバラバラなところです。
どういう研修にしたらいいのかと思ってましたが、この本を読んで、
「ビジネススキルの基本を身に付ける、あるいは見直す」というのが
みんなが楽しめる研修になるのではないかと思いました。




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2011年09月30日

ゆるく考えようを読んで

ゆるく考えよう

著者:ちきりん




おちゃらけ社会派と称してブログ「Chikirinの日記」を開始
された方です。ブログは大人気で、そのブログの内容に加筆
修正を加えて出されたのがこの本です。

ちきりんさんのスタンスは、題名の通りゆるく考えるです。
社会に蔓延する固定観念から解き放たれ自由に自分らしく
生きるための考え方を披露されています。


その固定観念を覆す独自の論理は痛快です。

中には僕の考えとは違うところもありますが、ほぼ同意です。

どんな主張をされているか?
・頑張りすぎな日本人に、もう少し気楽にいこうよ
・思考停止で大衆に迎合しないようにしましょう
今の若者は昔に比べて優秀です。
・大半の保険は不要
・お金を払うより、稼ぐ方が学べるし、成長できる
・働く時間を減らさない限り、仕事が速くできるようにはならない

どんな考え方をされているか?
・生きるとは自分の振る舞いを自ら決めること
・周りと同じスキルを身に付けるのは供給過多の海に飛び込むこと
人脈作りはたぶん無意味、自分を磨けば人は集まる

主張や考え方の断片を紹介しただけではちきりんさんのすごさは
伝わらないです。本書を読みましょう。

固定観念を覆す、スムーズな論理展開は一見の価値有りです。


それと、文中で見つけたいい言葉!
「自分の失敗なんか、自分以外で覚えている人はいない。だから自分
が忘れたらそれで終わりだよ」


過去に捕われている私は、たまに昔の失敗した光景がフラッシュバック
することがあります。そのたびに、あの時は失敗したなあと思うのです。
しかし、この言葉はこれを救ってくれます。
確かに、人の失敗なんて、一時のこと、たいてい自分にとっては重要
ではないので忘れていきます
。気にしなくてもいいんだよと自分に
言えます。


僕の考えと違うのは、インプット、アウトプットの話
前にブログでも書いたけど
良識と常識、知識と知恵
アウトプットよりインプットの方が重要じゃない?
最近の風潮として、アウトプット重視が叫ばれる。

しかし、私は人生の大半をインプットなしに過ごしてきたので、
インプットの重要性を身にしみて感じている。

恐らく、本を書く人は十分なインプットをしているからこそ、
アウトプットの重要性を解くことができるんだと思う。

インプットゼロでは、アウトプットするものはない。
ことわざにもあるように、10知ったら、1教えることができる
つまり、インプット10でアウトプット1くらいで丁度いいんじゃ
ないかなと思う。


アウトプットは難しい。難しいことに最初から挑戦するんじゃなく
まずはインプットを10やればいい。


そうすれば自然に人に教えたくなるんじゃないかな?

いかんいかん、読んだ感想から話がずれて来た。この辺でやめとこう

最後に
この『ゆるく考えよう』には固定観念を覆す考えがたくさん詰まって
いるのでインプットにはとても役立つ本だと思いました。


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2011年08月19日

思考体力を鍛えるを読んで 思考体力を鍛えるを読んで

思考体力を鍛える

著者:西成活裕




著者は、東京大学で教鞭をとる数理物理学者で、専門は「渋滞学」
だそうです
。昔テレビでお見かけしたことがあると思います。
渋滞学?なにそれ!!と思って記憶に残ってます。

渋滞学というと普通、車の渋滞を思い浮かべますが、ATMやレジの
行列、工場での製造工程、電車や駅の混雑、インターネットでの
通信などあらゆる渋滞を考える学問だそうです。


本題は、渋滞ではなく、「思考体力」についてです。
様々な分野の人と仕事をしているうちに、成功する人の共通点を
見つけられました。成功している人には思考体力があるという
ことです。

思考体力は次の6つです。

@自己駆動力
自らの意思で決めて動く力のことです。

何か新しいことに取り組む時には、「そこには本当に自分がやり
たいと思って立てた目標があるか?」と自分に問うことが重要


A多段思考力
決してあきらめず、「もう一段先き」「もう一段先き」と考え
続ける力のことです。

一旦出した答えでも、「ちょっと待てよ」と思い直し、資料を
見直して「もっといい答えがあるかもしれない。もう少し考えて
みよう」
と考え続けることが重要

B疑い力
何か情報を得たり、自分で答えを導き出したときに、「本当に
正しいのだろうか?」といったん立ち止まって考えてみる
のが
疑い力です。

権威的な人が発信したからといって、情報をすぐ鵜呑みにしない。
☆周りの人を疑うのではなく、自分の思考を疑う
まずは、自分の出した答えに「これは絶対に間違ってます。と
声に出してから見直す。

C大局力
全体を見わたす力のことです。

空間全体を把握する、周辺視野を広げる。
仕事に集中していて時間を忘れていた、テレビを見ていて話し
かけられたことに気付かない。これはダメ
ちなみに私はよくある。

D場合わけ力
分岐点できちんと分類・整理して、最適な道を選びとる力が
場合わけ力です。

・できるだけたくさんの選択肢を列挙
・各選択肢について予測を立てる
・それぞれのメリット・デメリットを書き出す


決定の仕方は、
・ダブルスタンダードも視野に入れる
・迷ったら最後は善悪で判断
・成果は長期と短期で考える

Eジャンプ力
行き詰ったときに、何段も思考をジャンプして解決策を見出す
力がジャンプ力です。

・行き詰ったら課題と関係のないジャンルの人と会う、関係なさ
そうな本を読む
・とりあえず始めてみる。
 何か質問されても、「その答えをわかっています」と言う。
 そこから必死に考える。とりあえずしゃべる、とりあえず書く
 といろんなことが出てくる。

こういう考え方を使って考え続けることが大事だと仰ってます。
体力ですから、考え続けることで鍛えられていきます。
この思考体力を身に付け、幅広い知識を持った人になって、
日本を立て直しましょう!と提言されています。


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2011年07月09日

はやぶさ式思考法を読んで

「はやぶさ」式思考法

著者:川口淳一郎




川口さんの講演が聴講できることになったので、この本を
購入して、予習する事にしました。

「はやぶさ」はニュースでも話題になっていて、すごい
すごいとは聞いていましたが、今ひとつ実感してません
でした。

この本を読んでそのすごさを理解すると共に、イノベーション
を起こすための生き方や考え方を教えられました。


「はやぶさ」がどれほど挑戦的な取り組みで、どういうところ
が難しく、どんな困難が実際に起こり、どうやってそれを
乗り切ったのか?を例に取り上げて、

高度成長期を経て、停滞し続ける日本にとって、重要な
イノベーションをどう起こしていくかを教えています。



最近は、イノベーション、イノベーションと叫ばれて
いますが、果たして本当にイノベーションに挑戦している人
ってどのくらいいるのでしょうか?

言葉だけが先行しているような気がします。
これは自分も含めて反省しなければならないことだと
思います。


最初の方では、ルールや制度というものが、人間の自由な
発想を妨げていると言われています。

法律で秩序が保たれていることの有用性は認めながらも、
法律を守るためには、許認可を取るためにはどうしたら
よいかという消極的な発想になりがちな点を指摘しています。


後半の方では、「運を拾う網は、意地と忍耐で編む事ができる」
といっているように、意地と忍耐の大切はを説いています。

どれくらい粘れるかが成功への秘訣です。
本書を読むとどのように粘ったらいいのかが、じわじわと
伝わってきます。(ひと言では言い表せませんが・・。)


また、川口さんのここがスゴイと思ったのは、上記のような
新しい発想やそれを成し遂げる維持と忍耐に加えて、

世の中を渡る知恵を持ってらっしゃるところです。
各国との付き合い方、政府との付き合い方、部下との付き合い方
どれをとっても素晴らしい対応をされています。


まさに、皆がWIN−WINになるような取り組みをされています。
二つほど例を挙げると
@はやぶさとの通信が一時期途絶えたことがありました。このまま
通信は途絶えたままになる可能性もあります。ここでメンバーの
モチベーションを下げないように、川口さんは、いつでも暖かい
コーヒーが飲めるように毎朝管制室のポットのお湯を熱いお湯に
入れ替えてた
そうです。また、みんなの心が離れないように、
意図して、「電波の送受信の仕方」などの検討会議を開いたそうです。

Aはやぶさの期間がずれ込み、南半球に着陸させなければなら
なくなったときも、単にオーストラリア政府に働きかけるのでは
なく、オーストラリアの研究者へもサンプル提供の話を持ちかけ
共同研究者の立場として参加させる
ことで、オーストラリア政府
の快諾を得ています。

また、アメリカとの「かけひき」では、狡猾といってもいいくらい
上手い対応を図られています。空気を読むというか、情勢を判断
する力に長けていらっしゃいます。

技術力だけではない、スゴイ人です。


本日の講演では、
・ルールによって保たれる秩序と失われる自由な発想の関係
・企業におけるイノベーションとコストの関係
・自由な発想を醸成する教育とはいったいどのようなものか?
ところが深く聞けたらなと思っています。




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posted by air_water at 09:46 | 京都 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 思考法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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