作者:佐々木正悟 堀E.正岳
英語の勉強法の紹介本です。
対象は、初級〜中上級者と幅広いと感じました。
構成は、
1.単語
2.スピーキング
3.リスニング
4.リーディング
5.ライティング
6.TOEIC
7.TOEFL
8.英語学習に使える「便利ツール」紹介
といった内容になってます。
自分が学びたいところを読んで実践するのも良いかと思います。
本書内で出てくるティモシー・フェリスさんの理論では、
「新しい外国語を85%まで理解して、流暢に会話できるようになるには、6ヶ月程度ですむ。しかし、95%となると、10〜15年はかかる」
らしいです。英文の99%は、単語全体の1%に満たない単語によって構成されているということです。
従って、頻出単語を重点的に勉強することが効果的です。フェリスさんが選んだ「超頻出英単語100」というのも紹介されています。
また、本書では、脳科学的観点からのアプローチが随所に見られます。脳の働きから、英語学習に向いた取り組み方というものが書かれています。
■私の心に残った英語学習法
・海外輸入ゲームで遊びながら記憶
・英語マンガを100冊読む
・1冊の原書を繰り返し読む(おもしろくて、邦訳がないもの)
・ジャパンタイムズを読む(背景となる知識があるから)
・英語で4行日記をブログで書く
■私の心に残ったTOEIC、TOEFL対策
・模擬試験を端から端まで筆写しつつ、口で音読する
TOEICで使われる英語のバリエーションは非常に限定されている
・ブラウザのTOPページを「CNN」や「BCC」にする
・後は、本当にTOEICで高得点を取るためのスキルという感じがして、個人的には、好きになれませんでした。
■感想
いろいろな勉強法が紹介されています。それぞれが個別に紹介されている感じがして、有機的つながりが薄いような気がしました。しかし、ほんとにたくさんの英語へのアプローチが書かれていますので、どこかに「これおもしろそうだな」という学習法が書かれていると思います。自分の感性にひっかかった学習法からはじめるのが、長続きもするし、良い方法なのではないかと感じました。
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