作者:林 總(あつむ)
作者の漢字が難しい。あつむと読むみたいですが
どうやって変換していいのか分かりませんでした。
実際に使える会計を目指して説明されています。
会計は英語の勉強に近い。英語の勉強を懸命に
やっても実際に使ってみると出てこないというの
はよくあります。それと同じで、会計も使えないと
価値がありません。
粉飾決算のよくあるパターンなどの説明は、結構
丁寧に説明してあって、よく理解できました。
@朝三暮四、Aでっちあげ、B臭いものには蓋
なんて題名で説明されています。
少しくらいという軽い気持ちで始めると深みに
はまって脱出不可能になるという自然な流れが
よく分かりました。
足を踏み入れないことが大事ですね。
麻薬といっしょかな?
また、会計はお金に換算されない事柄には非力で
会社の状況を正確に把握するのに必要な情報が
100だとすると決算書から読み取れるのは40
とのことです。
キャッシュフロー計算書の話、限界利益率、固定費
損益分岐点の話なども一般的に押えておかなければ
ならない事項だと思います。
固定費のところでこんな説明がありました。
組織が拡大するのは、必要な仕事が増えるからでは
なく、組織の拡大がムダな仕事をつくり、ムダな
仕事が人を要求するからなのです。
ムダだと思う仕事は、チーム単位であるいは個人
単位で削減しようと心がけないといけないですね。
それを心がけていないとどんどん仕事は肥大化
するようになっているのです。それは会社が大き
ければ、大きいほどそうなるのでしょう。
なんか、会計の話はあまりしてませんが、本書の
中は会計の事例で一杯です。
非常に読みやすい本でした。
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